ふるまち研究所

6.江戸後期の新潟町


<「新潟町絵図(堀と通りで区画された新潟町)」文政6年(1823)/新潟市歴史博物館蔵>

「新潟絵図」は、文政6年(1823)8月に新潟町を描いた絵図で、役所、通、小路や神社などが記されているほか、幕府回米に関る施設が描かれています。
新潟町の河口部には大きな洲が付き(上島・下島)、馬産島(秣島)の沖に新たな島が形成されつつあります。大型の船は下流の上島・下島の岸近くに停泊しました。また、毘沙門島には長岡藩の船蔵があり、一文字川で信濃川に通じていました。

「北国一覧写」長谷川雪旦 筆/米山堂複製/巻菱湖記念時代館蔵

「北国一覧写」は、江戸時代後期に活躍した絵師の長谷川雪旦(1778~1843)が、各地を漫遊して天保2年(1831)に新潟に来た時に描かれたスケッチ画になります。
長谷川雪旦は、当時大流行した「江戸名所図会」の挿絵も描いており、江戸名所図会は当時の江戸を知る一級の資料となっています。「北国一覧写」もまた、当時の新潟を知る一級の資料となっています。
直筆の所在は不明ですが、大正13年(1924)に東京の米山堂から複製印刷本として、300冊刊行されました。頁数は全36頁からなり、出羽から新潟町の風景などが描かれています。下記転載品は、全36頁の中から23頁分を使用しました。

表紙/出羽

出羽・越後境

黒沢

蒲原郡乙村・乙宝寺

乙宝寺本堂/上杉謙信像

荒川

カヂ川

松ケ嵜

新潟町

新潟古町二之町・海老屋久助楼上之図

芸者

海老屋別座敷二階

「越後土産 初編」元治元年(1864)/紀興之編輯/巻菱湖記念時代館蔵

「越後土産 初編」は、当時会津藩士であった紀興之が越後の各藩を観察し元治元年(1864)にまとめたもので、内容は名所旧跡や神社仏閣から産物、花柳界などのことまで当時の新潟のことが収められています。
下記転載の新潟細見の部壱には、白山神社と湊祭りを紹介し、新潟細見の部三には、当時の料理店も紹介されています。
この「越後土産 初編」は、幕末期の新潟を知る一級の資料のひとつであります。
下記転載品は、全54頁の中から18頁分を使用しました。

表紙

古城跡
(魚沼郡・古志郡・蒲原郡)

古城跡
(蒲原郡・岩船郡)

市街市日早見

新潟細見の部 壹

新潟細見の部 二

新潟細見の部 三
(料理店)

新潟妓楼美人鑑1

新潟妓楼美人鑑2

新潟細見
(八百八後家の内)